「訪問看護に興味があるけど、実際どんな仕事をするの?」
「病院勤務との違いが分からなくて、転職に踏み切れない」
訪問看護は在宅医療の拡大に伴い、看護師の転職先として注目度が高まっています。しかし「具体的に何をするのか」「向いている人はどんな人か」が分からずに迷っている方も多いです。
この記事で分かること
- 訪問看護師の具体的な仕事内容
- 1日のスケジュール・働き方の実態
- 病院看護師との違い
- 訪問看護に向いている人・向いていない人
- 訪問看護に転職するメリット・デメリット
読み終えると……
訪問看護師の仕事内容が具体的にイメージでき、「自分に向いているかどうか」を判断できる状態になります。
訪問看護師の仕事内容が具体的にイメージでき、「自分に向いているかどうか」を判断できる状態になります。
訪問看護師の仕事内容とは
訪問看護師は、療養が必要な方の自宅や施設を訪問し、医師の指示に基づいて看護ケアを提供します。病院のように「患者さんが来る」のではなく、「看護師が出向く」のが大きな特徴です。
主な業務内容
訪問看護師の主な業務
- バイタルサイン測定・全身状態の観察:血圧・体温・SpO2などを測定し、異常の早期発見に努める
- 医療処置:点滴・注射・カテーテル管理・褥瘡処置・ストーマケアなど
- リハビリ補助:関節可動域訓練・歩行補助・日常生活動作の訓練
- 服薬管理:薬の飲み忘れ防止・自己管理の支援
- 清潔ケア:清拭・入浴介助・口腔ケア
- ターミナルケア:看取り前後のご本人・ご家族への支援
- 家族への指導:介護方法・緊急時の対応の説明
- 多職種連携:医師・ケアマネジャー・理学療法士などとの情報共有・連携
一回の訪問時間はおおむね30分〜1時間程度で、1日に複数件の利用者宅を訪問します。利用者ひとりひとりの生活環境・価値観に合わせたケアが求められます。
訪問看護師の対象者
訪問看護の利用者は、高齢者だけでなく、小児・難病患者・精神疾患のある方・がん末期の方など多岐にわたります。病院ではなく「在宅で療養したい」「住み慣れた自宅で最期を迎えたい」という方を支えます。
訪問看護師の1日のスケジュール(例)
- 8:30出勤・朝のミーティング
当日の訪問件数・利用者の状況を確認。担当看護師でスケジュールを共有する。
- 9:00午前の訪問開始(2〜3件)
車やバイク・自転車で利用者宅を訪問。バイタル測定・処置・ケアを行う。
- 12:00昼休憩・記録入力
ステーションに戻るか、外出先で昼食。訪問記録を入力する。
- 13:00午後の訪問(2〜3件)
午後も訪問を続ける。ターミナルの利用者や処置が多い方は時間がかかることも。
- 17:00帰社・記録整理・申し送り
当日の訪問内容を記録。翌日の訪問準備・ミーティングを行い退勤。
1日あたりの訪問件数はステーションや地域によって異なりますが、一般的に4〜6件程度が目安です。移動時間を含めてスケジュール管理が必要なため、効率的な動き方が求められます。
オンコール対応について
多くの訪問看護ステーションでは、夜間・休日の緊急時に備えて「オンコール当番」があります。当番の日は連絡があれば対応が必要です。頻度・対応内容はステーションによって異なるため、転職時に確認しましょう。
多くの訪問看護ステーションでは、夜間・休日の緊急時に備えて「オンコール当番」があります。当番の日は連絡があれば対応が必要です。頻度・対応内容はステーションによって異なるため、転職時に確認しましょう。
病院看護師との違い
| 項目 | 病院看護師 | 訪問看護師 |
|---|---|---|
| 働く場所 | 院内 | 利用者の自宅・施設 |
| 夜勤 | あり(多い) | 基本なし(オンコールあり) |
| チーム規模 | 大人数 | 少人数(10〜20名程度) |
| 患者との関係 | 入院中のみ | 長期にわたる継続ケア |
| 自律性 | チーム・医師の指示が中心 | 一人で判断する場面が多い |
| 急変対応 | 多い | 少ない(緊急時は医師に連絡) |
訪問看護に転職するメリット・デメリット
メリット
訪問看護に転職するメリット
- 夜勤がなく、体力的な負担が軽減されやすい
- 利用者と長期的な関係を築けるため、ケアの継続性を感じやすい
- 一人で訪問するため、自律性が高く成長実感を得やすい
- 在宅医療・多職種連携という専門的なスキルが身につく
- 地域のニーズが高く、求人が多い
デメリット
訪問看護のデメリット・注意点
- オンコール対応があると、精神的な緊張が続く場合がある
- 一人で判断する場面が多く、新人・経験が浅い看護師には負担になることがある
- 移動(車・バイク・自転車)が必須のため、運転が苦手な方には向かないことも
- 少人数の職場のため、人間関係の問題が起きると逃げ場が少ない
訪問看護に向いている人・向いていない人
訪問看護に向いている人
- 患者・利用者と長く深く関わる看護がしたい
- 夜勤をやめて日勤中心の生活リズムにしたい
- 自分で考えて動く、自律性の高い働き方が好き
- 在宅・地域医療に興味がある
- ターミナルケア・看取りに関わりたい
訪問看護に向いていない人
- 経験が浅く、一人での判断に不安が強い(病院で経験を積んでからの方が安心)
- 急変対応・高度な医療処置のスキルをさらに磨きたい
- オンコールのある生活がストレスになりそう
- 大人数のチームで働く方がモチベーションが上がる
よくある質問
Q. 訪問看護師に転職するには何年の経験が必要ですか?
A. 明確な年数の規定はありませんが、病院での臨床経験が3年以上あると安心といわれることが多いです。一人で訪問して判断・対応する場面が多いため、基礎的な看護スキルと経験が求められます。ただし、新人でも受け入れているステーションもあります。
Q. 訪問看護師の給与は病院より低いですか?
A. 夜勤手当がなくなる分、月収が下がるケースもあります。ただし、訪問看護ステーションによっては月給制で手当が充実していることもあり、一概には言えません。転職前に給与条件を詳しく確認することが大切です。
Q. オンコールはどのくらいの頻度がありますか?
A. ステーションによって異なります。月に数回〜週に1〜2回程度が多いですが、「オンコールなし」の求人もあります。転職時に必ず確認しましょう。
まとめ:訪問看護は「人と深く関わる看護」がしたい人に向いている
この記事のまとめ
- 訪問看護師は利用者の自宅を訪問し、医師の指示に基づいて看護ケアを提供する
- 1日4〜6件の訪問が目安。夜勤なし・オンコールありの職場が多い
- 病院看護師と比べて自律性が高く、利用者と長期的な関係を築ける
- 向いている人は「患者と深く関わりたい・夜勤をやめたい・在宅医療に興味がある」人
在宅医療の需要が高まる中、訪問看護師の活躍の場はこれからも広がっていきます。「気になるけど自分に合っているか不安」という方は、まず転職サービスで情報収集してみましょう。
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