「有料老人ホームに転職したいけど、実際のところどうなの?」
「介護施設の看護師って年収が低いって本当?」
夜勤や急変対応に疲れ、有料老人ホームへの転職を考える看護師さんは増えています。しかし実際に転職してみると「思っていたのと違った」という声も少なくありません。この記事では有料老人ホームで働く看護師のデメリット・年収の実態を正直に解説します。
- 有料老人ホームで働く看護師の主な仕事内容
- デメリット・注意点(転職前に知っておくべきこと)
- 介護施設看護師の年収・給料の実態
- 有料老人ホームに向いている人・向いていない人
有料老人ホームへの転職が自分に合っているかどうかを判断でき、後悔しない転職先の選び方が分かります。
有料老人ホームで働く看護師の仕事内容
有料老人ホームの看護師の仕事は、病院とは大きく異なります。急性期病院のような高度な医療処置より、入居者が安全・快適に生活できるよう支援する「生活に寄り添う看護」が中心です。
- バイタルサイン測定・健康管理
- 服薬管理・与薬
- 経管栄養・吸引・褥瘡処置などの医療的ケア
- 医師への報告・連絡・相談
- 介護スタッフへの医療的なアドバイス・指導
- 入居者・家族への健康相談・説明
- 看取り・ターミナルケアへの対応
施設の規模・方針によって異なりますが、看護師が常駐している施設では1人〜数人体制で対応することが多く、医師は非常勤・訪問診療という形が一般的です。
有料老人ホーム看護師の5つのデメリット
① 夜勤は「オンコール」または1人体制で不安が大きい
有料老人ホームでは、夜間の看護師配置が義務付けられていない施設も多く、夜勤はオンコール対応のみという形が多いです。夜間に呼び出しがあれば一人で対応しなければならない場面もあり、精神的な重圧を感じる看護師も少なくありません。
施設によっては「夜勤なし」と記載があっても、オンコール対応(緊急時の電話対応・駆けつけ)が月に数回発生する場合があります。転職前に「夜間対応の実態」を必ず確認しましょう。
② 急変・緊急対応を一人で判断しなければならない
有料老人ホームには常勤医師がいないため、急変が起きた際に最初に対応するのは看護師です。「医師への連絡」「救急搬送の判断」「家族への説明」を一人でこなす場面があり、病院経験が浅い看護師には大きなプレッシャーになることがあります。
③ 病院と比べてスキルアップの機会が少ない
医療処置の種類・頻度が病院より少ないため、看護技術の維持・向上がしにくいという声があります。「急性期病院で身につけたスキルが落ちていく気がする」「医療から離れすぎている気がする」という悩みを抱える看護師も多いです。
④ 介護スタッフとの関係構築が難しいことがある
有料老人ホームは看護師よりも介護スタッフが多く、職場文化・価値観の違いからミスコミュニケーションが起きることがあります。「医療的な視点」と「介護的な視点」のすり合わせが求められます。
⑤ 給料が病院より低くなりやすい
夜勤手当・処置手当などの収入源が減るため、病院に比べて月収・年収が下がるケースが多いです。「体は楽になったけど給料が大幅に下がって生活が苦しくなった」という転職後の後悔の声もあります。
介護施設・有料老人ホームで働く看護師の年収の実態
介護施設で働く看護師の年収は、病院と比べてどのくらい異なるのでしょうか。
- 有料老人ホーム:350〜420万円程度(施設・規模による)
- 特別養護老人ホーム(特養):380〜450万円程度
- 介護老人保健施設(老健):380〜460万円程度
- 急性期病院:430〜550万円程度(夜勤手当含む)
※いずれも正規職員・経験年数によって幅があります。あくまで目安として参照してください。
夜勤手当がなくなる分、月収ベースで3〜5万円程度下がることが多いです。一方、施設によっては処遇改善手当・夜間対応手当・管理職手当が充実しているケースもあります。求人票の「月給」だけでなく、各種手当・賞与・昇給制度を合わせて確認することが重要です。
有料老人ホームへの転職に向いている人・向いていない人
- 夜勤をなくして生活リズムを安定させたい
- 高齢者と長く継続的に関わる看護がしたい
- 急変対応・高度な医療処置より「生活を支える看護」がしたい
- 育児・家庭との両立を優先したい
- 看取りケアに携わりたい
- 急性期・処置スキルをさらに磨きたい
- 病院と同じ水準の収入を維持したい
- 医師・多職種と密に連携してチーム医療に関わりたい
- 一人での判断・対応に強い不安がある(経験が浅い場合)
転職前に必ず確認すべきポイント
- 夜勤の有無・オンコールの頻度・緊急時の対応フロー
- 看護師の人数・1人体制になる時間帯の有無
- 月収・夜勤手当・処遇改善加算の実額
- 医師との連携体制(訪問診療の頻度・緊急連絡先)
- 看取りの方針(積極的に看取りを行う施設かどうか)
よくある質問
まとめ:有料老人ホームへの転職は「生活を安定させたい看護師」に向いている
- 有料老人ホームの看護師はオンコール・一人体制・スキルアップ機会の少なさがデメリット
- 年収は急性期病院より低くなりやすい(夜勤手当がなくなるため)
- 「夜勤をなくしたい」「高齢者と深く関わりたい」人には向いている
- 転職前にオンコール頻度・看護師配置・給与条件を必ず確認する
有料老人ホームへの転職は、ライフスタイルの安定を求める看護師にとって大きな選択肢のひとつです。デメリットを事前に把握したうえで、自分の優先事項と照らし合わせて判断しましょう。
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